山口県みかん生産量の90%を担う「みかんの島」こと周防大島が誇る、瀬戸内海の魚介類と温州みかんがタッグを組んだ名物料理みかん鍋。
体に優しい橘皮が香るポッカポカの焼きみかんに、爽やかな柑橘の香りを練り込んだ地魚のつみれ、新鮮な瀬戸内海の幸がふんだんに盛り込まれた海鮮鍋を、ピリリと辛いみかん胡椒でお召し上がりください。
そしてお鍋の〆には・・・淡雪の食感が新しいメレンゲによる「みかん雑炊」も併せてお楽しみください。

周防大島の名物料理「みかん鍋」をお一人様でもお手軽にご賞味いただけます「みかん小鍋」が今シーズンも大人気です!
お一人様御膳といえど、ふんわり香る鍋用みかんや瀬戸内の魚介も満載で、大鍋にも引けを取らない美味しさです。
竜崎温泉ちどり、お侍茶屋彦右衛門の2店舗にてご提供いたしておりますので、お一人様、お二人様といった少人数でもみかん鍋をご満喫いただけますので是非ともご用命ください。
鍋用みかん
JA山口大島の選定基準や広島県環境保健協会の検査をクリアした安心・安全なみかんに「鍋奉行御用達」の焼印を施すと鍋用みかんが完成します。
また、鍋用みかんには鍋に浮かべてかわいく味も濃い、2Sサイズの小玉みかんを使用しています。

山口県といえば下関に代表される県西部のフグが有名で、県東部のタチウオも県漁連によって「周防瀬戸のタチウオ」としてブランド化されてはいますが、知名度やブランド力などフグには遠く及ばないのが現状です。
しかしながら山口県は南瀬戸内海と呼ばれる周防大島近海、この豊穣の海で漁獲されたタチウオの美味しさに偽りはありません。
西のテッポウ(フグ)、東のカタナ(タチウオ)と並び称されるような、山口県を代表する魚へと盛り上げていくことを目的に、県内漁獲量の6割を誇る周防大島産のタチウオを、産地ならではの名物料理の開発、並びに「指五本」と呼ばれる特大タチウオのブランド化に取り組み、産地ならではの鮮度を食す創作刺身料理として誕生したのが「タチウオの鏡盛り」です。
料理人が鍛え上げた瀬戸内の業物「周防瀬戸のタチウオ」による旬の切れ味をご賞味ください。

周防瀬戸のタチウオ
タチウオは全身にうろこがなく、銀箔のような艶やかな光沢があり細長い体型が、刀や剣に似ており迫力のある魚体が特徴です。
山口県では瀬戸内海東部を主な漁場とし、曳き縄釣漁業・底曳き網漁業で漁獲されますが、県内におけるタチウオ漁獲量の約60%を占めているのが周防大島です。
曳き縄釣り漁業で1尾づつ丁寧に漁獲されたタチウオを、山口県では「周防瀬戸のタチウオ」と命名しブランド化を進めています。

周防大島伝統の味、いりこ出汁の中華そばをご存じですか?
周防大島沖で獲れたイワシを干した「いりこ」による出汁は澄んだ琥珀色で、そのお味はいりこ特有の魚介の風味がやさしく沁みる瀬戸内の味です。
この誇るべき伝統の味を多くの方々にご賞味いただければと「瀬戸内ラーメンいりこそば」の愛称で、周防大島のご当地ラーメンとして親しまれています。
浮島いりこ
周防大島諸島のひとつ浮島は、いりこの産地として全国的にも有名です。
周防大島近海で獲れたカタクチイワシは肉質がやわらかく、脂臭さや苦味のない「浮島のいりこ」づくりは鮮度が命。
カゴに入れられたカタクチイワシは数分間煮熟され、煮あがったカタクチイワシはうま味を逃がさないよう、乾燥機で乾燥されます。
さらに工場内で陰干しされたあと「いりこ」となり、熟練された人の手作業によって形の悪いものや脂の回ったいりこなどが取り除かれ出荷されます。

春告魚(メバル)のほぐし身と麦味噌を合わせた古より周防大島に伝わる糂汰味噌(じんだみそ)。
あったかい御飯に糂汰味噌とネギを添え、熱いお茶を注いで食べる「じんだ汁」は周防大島に伝わる昔ながらの懐かしい味です。
おじいちゃんやおばあちゃんが子供の頃、ライスカレーの感覚で親しまれていた「じんだ汁」を是非ともご賞味ください。
宮本常一も愛した「じんだ味噌」
周防大島出身の民俗学者である宮本常一も、著書の中で「サツマのあばれ食い」と称してじんだ汁を紹介しています。
まずメバルを七輪の炭火で焼く。そして白身だけをすり鉢に入れる。次に味噌を鍋蓋に塗り、火であぶる。その表面がほんのり焦げるくらいにする。さてこの身を焼き味噌をすり鉢で十分にすりつぶす。そして茶を濃くいれたものを注ぎ、混ぜ合わせ、ご飯のうえにかけるのである。(宮本常一著/食生活雑考より)

周防大島での女子旅やデートスポットとして人気の瀬戸内の島Cafe。
ガーリーな瀬戸内ジャムズガーデンと、ちょっと大人なカフェミサキには、週末ともなるとたくさんのお客様で賑わいます。
気が付けば周防大島にもオシャレなお店が増えました。